シンセで学ぶ楽器と音色【GM音源】

リード楽器  / 072:クラリネット(Clarinet)

072:クラリネット(Clarinet)

GM音源プログラムチェンジの72番は、クラリネット(Clarinet)の音色です。

クラリネットは、シングルリードの木管楽器です。

マウスピースに1枚のリードを取り付けてそこに息を吹き込み、音を出します。

オーケストラでは、客席から見て中央やや左に位置します。

クラリネットには、さまざまな種類のものがありますが、基準となるものはソプラノ・クラリネットです。

単にクラリネットと呼ぶ場合には、通常ソプラノ・クラリネットのことを指します。

また、クラリネットは変ロ(Bb)調の移調楽器となります。

つまり、実音は楽譜より2度低い音となります。

例えば、楽譜での「ド(C3)」の音をクラリネットで演奏すると「シ(Bb2)」の音が発音されます。

音域は、真ん中の「ド(C3)」よりオクターブほど下の「レ(D2)」から、高音は、真ん中の「ド(C3)」より3オクターブほど上の「シb(Bb5)」です。

ただ、奏者によっても異なります。

クラリネットの音色は、弱めに息を吹き込み、演奏した場合、非常に柔らかい音色となります。

それに対して、強く息を吹き込み、演奏した場合は、とても激しく響きます。

強い息で高音を出すことで、悲鳴のような音も表現したりすることができます。

演奏方法に関しては、両手の指、すべてを使って演奏するので、運動性も高く、アルペジオ、跳躍音、速弾きなど、ほとんどのフレーズに対応することができます。

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