シンセで学ぶ楽器と音色【GM音源】

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070:イングリッシュホルン(English Horn)

GM音源プログラムチェンジの70番は、イングリッシュホルン(English Horn)の音色です。

イングリッシュホルンは、オーボエと同じくダブルリード式の木管楽器です。

2枚のリードを上下に組み合わせ、音を出す仕組みになっています。

大きさもオーボエより一回り大きく、低い音が出されます。

コーラングレ(コール・アングレ)とも呼ばれたりします。

同じダブルリード式の木管楽器ということで、オーケストラなどでは、オーボエ奏者が持ち替えて演奏されることも多いです。

また、イングリッシュホルンはヘ調(F)調の移調楽器となります。

つまり、実音は楽譜より5度低い音となります。

例えば、楽譜で「ド(C3)」の音をイングリッシュホルンで演奏すると「ファ(F2)」の音が発音されます。

オーボエと比較すると、同じ指使いでオーボエより完全5度低い音が出ます。

音域は、真ん中の「ド(C3)」よりオクターブほど下の「ミb(Eb2)」から、高音は、真ん中の「ド(C3)」より2オクターブ上のド(C5)です。

ただ、奏者によっても異なります。

イングリッシュホルンの音色は、オーボエより低い感じの音ですが、やや圧力があります。

田園を思い浮かべるような素朴(そぼく)で叙情(じょじょう)的、牧歌的な音色です。

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