071:バスーン(Bassoon)
GM音源プログラムチェンジの71番は、バスーン(Bassoon)の音色です。
バスーンは、オーボエと同じくダブルリードの木管楽器です。
2枚のリードを上下に組み合わせ、音を出す仕組みになっています。
オーケストラでは客席から見てちょうど中央辺りに位置します。
大きさは、オーボエやイングリッシュホルンより一回り大きく、低音を担当します。
ドイツ語でファゴットともいいます。
演奏時にはストラップを用い、楽器を斜めに構えて吹きます。
音域は、に真ん中の「ド(C3)」より2オクターブほど下の「シb(Bb0)」から、高音は、真ん中の「ド(C3)」より1オクターブほど上の「ミ(E4)」です。
ただ、奏者によっても異なります。
バスーンの音色は、女性の低い声、もしくは男性のテノール歌手の声をイメージさせるような音色です。
金管楽器のホルンに近いとも言われたりします。
ベートーヴェンはバスーンの音色を「天からの声」と表現したことがあります。
とても魅力的な響きを持ち、豊かな音色です。
また、高音に関してはのびやかな音色から悲鳴のような音色まで使い分けたりすることもできます。
主に低音を担当しますが、ソロから伴奏まで幅広く受け持つことのできる楽器です。