シンセで学ぶ楽器と音色【GM音源】

リード楽器  / 067:テナーサックス(Tenor Sax)

067:テナーサックス(Tenor Sax)

GM音源プログラムチェンジの67番は、テナーサックス(Tenor Sax)の音色です。

テナーサックスは、アルトサックスよりひとまわり大きめの中音域を担当する楽器です。

ポピュラーミュージックやジャズなど幅広いジャンルで使用され、ソロ楽器としても活躍します。

ちなみにサックスは、1840年代に、ベルギーのアドルフ・サックスさんが作られた楽器です。

彼の名前にちなんでサクソフォーン(saxophone)と名づけられ、そこから略され、サックスと呼ばれることが多くなっています。

金属製の管でつくられているので、その見た目から金管楽器に分類されそうな感じがしますが、リードを用いて発音するため、木管楽器に分類されています。

また、テナーサックスは変ロ(Bb)調の移調楽器となります。

アルトサックスよりも完全4度低い変ロ(Bb)調で、実音は楽譜よりも長9度(1オクターブと2度)低いです。

例えば、楽譜で「ド(C3)」の音をテナーサックスで演奏すると「シ(Bb1)」の音が発音されます。

1オクターブ異なりますが、ソプラノサックスと同じ調性です。

ですので、ジャズなどではソプラノサックスとテナーサックス両方持ち替えて演奏されることも多いです。

音域は、真ん中の「ド(C3)」よりオクターブほど下の「ラb(Ab1)」から、高音は、真ん中の「ド(C3)」より1オクターブほど上の「ミb(Eb4)」です。

ただ、奏者によっても異なります。

中音域の楽器ですが、速い動きも得意な楽器です。

音色は、男性的でシブく、かつ豪快な音色です。

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