065:ソプラノサックス(Soprano Sax)
GM音源プログラムチェンジの65番は、ソプラノサックス(Soprano Sax)の音色です。
ソプラノサックスは、サックスの中でも高音部を担当し、ビッグバンドやブラスバンドなどで活躍する楽器です。
ちなみにサックスは、1840年代に、ベルギーのアドルフ・サックスさんが作られた楽器です。
彼の名前にちなんでサクソフォーン(saxophone)と名づけられ、そこから略され、サックスと呼ばれることが多くなっています。
金属製の管でつくられているので、その見た目から金管楽器に分類されそうな感じがしますが、リードを用いて発音するため、木管楽器に分類されています。
また、ソプラノサックスは「変ロ(Bb)」調の移調楽器となります。
つまり実音は、楽譜よりも長2度低い音になります。
例えば、楽譜での「ド(C3)」の音をソプラノサックスで演奏すると「シ(Bb2)」の音が発音されます。
アルトサックスと比べると完全5度高い調性となります。
また、テナーサックスと同じ調性であるため、ジャズなどではテナー奏者が持ち替えて演奏することも多いです。
音域は、真ん中の「ド(C3)」より下の「ラ(A2)」から、高音は、真ん中の「ド(C3)」より2オクターブほど上の「レ(D5)」です。
ただ、奏者によっても異なります。
きれいなイメージの音色で、ケニー・Gというジャズ・ミュージシャンがよく使っている楽器として有名です。