シンセで学ぶ楽器と音色【GM音源】

オルガン系  / 017:ドローバーオルガン(Drawbar Organ)

017:ドローバーオルガン(Drawbar Organ)

GM音源プログラムチェンジの17番は、ドローバー・オルガン(Drawbar Organ)の音色です。

シンセサイザーやキーボード、MIDI音源の機種によっては「オルガン1」となっている場合もあります。

ドローバー・オルガンの「ドローバー」とは、電気オルガンについているレバーのことをいいます。

ドローバーは、基本的に9本で構成されている操作子です。

左から以下のように並んでいることが多いです。

・16' (16フィート)
・5-1/3'(5と3分の1フィート)
・8'(8フィート)
・4'(4フィート)
・2-2/3'(2と3分の2フィート)
・2'(2フィート)
・1-3/5'(1と5分の3フィート)
・1-1/3'(1と3分の1フィート)
・1'(1フィート)

それぞれの数字は、操作する管の長さを意味しています。

これらドローバーを引き出したり、押し込んだりすることでオルガンの音を作り上げていきます。

このうち、8フィートの管は「基音」と呼ばれます。

名前の通り、音色を作成するための基本となる音です。

そして、この音を中心にそれぞれの管をどれだけ使うのかを決めていきます。

ただGM音源では、通常、このドローバーを操作することができません。

ですので、ここでは一般的な電気オルガンの音色が設定されています。

もし、音色を変更したい場合、音の明るさを設定するMIDIメッセージで変更したりすることも可能です。

その際は、コントロール#73のブライトネスなどを使うとよいです。

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