シンセで学ぶ楽器と音色【GM音源】

クロマチック・パーカッション  / 015:チューブラーベル(Tubular Bell)

015:チューブラーベル(Tubular Bell)

GM音源プログラムチェンジの15番は、チューブラーベル(Tubular Bell)の音色です。

チューブラーベルは、ひとつひとつの鐘を管状(チューブラー)に吊るし、それを叩いて演奏する楽器です。

鐘はピアノの鍵盤と同じ順番に吊るされています。

単に「チャイム」や「コンサートチャイム」「シンフォニックチャイム」と呼ばれることもあります。

日本では「NHKのど自慢の鐘」として有名です。(ドシラソ、ドシラソ、ドーミーレ~♪)

管はいちばん長いもので150cmを超えるものもあります。

チューブラーベルとしてセットされた状態では、だいたい180cm前後の高さになります。

音域は、真ん中の「ド(C3)」から上へ1オクターブ半ほどです。

オーケストラや吹奏楽の楽譜では、単に「鐘」としか書かれていない場合がありますが、都合に応じて、単体の鐘を使用するかチューブラーベルを使用するかを決めます。

実際に演奏する際は、片手、あるいは両手でハンマーを持って演奏します。

そのため、それほど速く演奏することはできない楽器です。

音色は、非常に多くの倍音を含んだ音になります。

ですので、アンサンブルのなか、こっそり鳴らしても効果を発揮します。

小節の頭ごとに鳴らしたり、メロディの一部分をなぞったりするといった使い方も多いです。

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