シンセで学ぶ楽器と音色【GM音源】

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010:グロッケンシュピール(Glockenspiel)

GM音源プログラムチェンジの10番は、グロッケンシュピール(Glockenspiel)の音色です。

グロッケンシュピールは、金属製の音板をもつ鍵盤打楽器です。

日本では、グロッケンシュピールというとコンサート用の鉄琴のことを指すことが多いです。

音域は、中央の「ド(C3)」の1オクターヴ半上の「ヘ(F4)」から2オクターヴ半上の「ド(C7)」までのものが一般的です。

ただ、3オクターヴ半のものもあったりします。

通常、楽譜には実際に発音する音より2オクターヴ低い音符で記譜されます。

ピッコロと並んでクラシック音楽のなかでは最も高い音域を担当する楽器です。

チャイコフスキーの「くるみ割り人形」では、グロッケンシュピールを使い、とても速いアルペジオを演奏している場面もあります。

また、マーチングや軍楽隊で用いられる「ベルリラ」という楽器は、グロッケンシュピールの一種です。

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