シンセで学ぶ楽器と音色【GM音源】

MIDI基礎知識  / ピッチベンド(Pitch Bend)とは

ピッチベンド(Pitch Bend)とは

ピッチベンドとは、音高(ピッチ)を滑らかに変化させるために使用されるMIDI情報のことです。

MIDI音源では、音程の変化をピッチベンドで-8192から8191までの数値で表し変化させることができます。

0(ゼロ)では、ベンドなし、

マイナスの数値は下方向へのベンド、

プラスの数値は、上方向へのベンドです。

0(ゼロ)のときの音の高さから、最低値や最高値がどれだけ音程変化することについてはMIDI音源の設定やベンドレンジというMIDIメッセージをつかって設定することができます。

例えば、ベンドレンジで最大値を全音(2半音)という設定をすれば、「-8192」の値で全音(2半音)分、音程を下げることができます。

そして、反対に「(+)8191」の値で全音(2半音)分、音程を上げることができます。

ピッチベンドは、ギターのチョーキングのような効果をシンセサイザーで表現するときなどによく使われます。

他にもトロンボーンなど、腕でなめらかに音程を変える、といったような表現もピッチベンドを使えば可能です。

もし、シンセサイザーや音源をお持ちであれば、ピッチベンドを変化させることによって音の高さが変化するか、確認してみるとよいでしょう。

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