シンセで学ぶ楽器と音色【GM音源】

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GM(General MIDI)音源とは

GM音源とは、基本的な音色マップや演奏表現などの情報を規定した「General MIDI(ジェネラル・ミディ)」という規格に対応している音源のことをいいます。

かつて音楽制作ソフトウェアに使われていたMIDI音源は、YAMAHAやRolandなどたくさんの楽器メーカーから発売されていたのですが、登録されている音色や演奏表現などの情報は特に決まっておらず、互換性がありませんでした。

そのため、音楽制作ソフトウェアで作成したMIDI(楽曲)データを、他のメーカーの音源で再生させると、作者の思い通りに演奏されないことがよくありました。

例えば、ピアノの音がバイオリンに変更されたり、ギターの音がドラム楽器などで演奏されてしまったり、などです。

そこで、なるべく互換性を保つために「General MIDI(ジェネラル・ミディ)」という規格がつくられ、それに基づいた音源のことをGM音源と言われるようになりました。

最近のキーボードやMIDI音源では、GM音源が内蔵されていることも多いです。

「GM」というロゴがあれば、内蔵されていますので説明書など確認してみるとよいでしょう。

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