エクスプレッションとは、音量をコントロールするために使われるＭＩＤＩのコントロールチェンジのひとつです。

コントロールチェンジの１１番に割り当てられています。

０（ゼロ）が音量なしで、１２７が最大となります。

また、コントロールチェンジの７番に割り当てられているボリュームも同じように音量をコントロールできます。

ただ、一般的に、ボリュームは、曲中で変化させることがなく、各チャンネルの音量を決めるときに使われます。

エクスプレッションについては、クレッシェンドやデクレッシェンドなどの演奏表現やアーティキュレーションのために使われることが多いです。

また、アコースティックの楽器などでは、音量が変化することによって音色も変化することが多いです。

ですので、シンセサイザーや音源によってはそれらを表現するためにエクスプレッションの値が変化すると発音する音色も変化する場合があります。

もし、シンセサイザーや音源をお持ちであれば、エクスプレッションの変化によって、音色が変化するかどうか、確認してみるとよいでしょう。