シンセで学ぶ楽器と音色【GM音源】

ブラス系  / 061:フレンチ・ホルン(French horn)

061:フレンチ・ホルン(French horn)

GM音源プログラムチェンジの61番は、フレンチ・ホルン(French horn)の音色です。

フレンチ・ホルンは、カタツムリのような形に巻かれた管と、3~5つのロータリー式のバルブを持つ金管楽器です。

ベルのなかに手を入れてバルブと唇(くちびる)で音程を変更し、演奏します。

通常、ホルンといえばフレンチ・ホルンのことを指します。

イングリッシュ・ホルンというホルンもありますが、こちらはダブルリードの木管楽器になります。

フレンチ・ホルンは、オーケストラでは、客席から見て左奥に位置します。

通常、楽曲の中音域を担当します。

音域は、真ん中の「ド(C3)」より1オクターブ半下の「ファ(F1)」から、高音は、真ん中の「ド(C3)」より1オクターブ上の「ド(C4)」です。

ただ、吹くときの口の筋肉などにも影響されるので、奏者によっても異なります。

また、フレンチ・ホルンは、ヘ調(F)の移調楽器です。

楽譜では、実音より5度上の音で書かれます。

つまり、楽譜で「ド(C3)」と記譜されているとき、ホルン(F管)で実際に演奏すると「ファ(F2)」の音を発音します。

マーチや吹奏楽では「後打ち」といわれる裏拍をリズム刻みするパートを受け持つことが多いです。

音色は、優しく深みのある味わいのある音色です。

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