044:コントラバス(Double bass)
GM音源プログラムチェンジの44番は、コントラバス(Contrabass)の音色です。
コントラバスは、弦楽器のヴァイオリン族のひとつです。
ヴァイオリンと同じく、弦を弓や指などで振動させることによって発音します。
ダブルベースやウッドベースとも呼ばれます。
「コントラバス」は、本来、“バスのオクターブ下の音域”という意味を持つ言葉です。
そこから発展して、「バスのオクターブ下の音域を奏でる弦楽器」という意味で、コントラバスと呼ばれるようになったようです。
ちなみにプログラムチェンジNo.33のアコースティックベースと同じ楽器なのですが、アコースティックベースはジャズなどでよく使われる「指で弾いた」音です。
しかしながら、この項でのコントラバスは、クラシックとして「弓で弾いた」音という違いがあります。
弦の間隔は、ヴァイオリンとは異なり、4度間隔になっています。
下から「ミ(E0)」「ラ(A0)」「レ(D1)」「ソ(G1)」です。
音域は、真ん中の「ド(C3)」より2オクターブ半下のミ(E0)から高音は、真ん中の「ド(C3)」までです。
楽譜では、実際の音より1オクターブ高い音符で書かれます。
つまり、楽譜の音より1オクターブ低い音が演奏されます。
音色は、弦の長さが長いため余韻(よいん)が長く、倍音も多く含み、暖かくて豊かな音色です。