シンセで学ぶ楽器と音色【GM音源】

エスニック系  / 110:バグパイプ(Bagpipe)

110:バグパイプ(Bagpipe)

GM音源プログラムチェンジの110番は、バグパイプ(Bagpipe)の音色です。

バグパイプは、スコットランドの民族楽器として有名で袋(バッグ)と管(パイプ)を合体させた楽器です。

発音方式はリード式の木管楽器と同じです。

ただ、奏者の口からの息を直接、リードに当てるのではなく、袋から出た空気によってリードを振動させ、音を出します。

リードの取り付けられたパイプが袋(バッグ)に繋がれていて、そこに溜められた空気が押し出され、発音しているというわけです。

袋は、奏者の吹く息や腕で操作するフイゴをつかって膨らまします。

フイゴがあるので、演奏中にも息を吸うことができ、途切れることなく音を出し続けることができます。

また、バグパイプには複数のパイプが取り付けられていることもあります。

メロディを演奏するためのパイプをチャンターと呼び、それ以外のパイプをドローンと呼びます。

そのドローンと呼ばれるパイプをつかうことで、ベース音や伴奏をメロディと同時に演奏することもできたりします。

音色は、オーボエやイングリッシュホルン、バスーンなど他のリード楽器に似ています。

ただ、楽器の構造の違いから、演奏が始まると休みや強弱がなく、最後まで力強い音で鳴り続けている、という演奏が特徴的です。

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