105:シタール(Sitar)
GM音源プログラムチェンジの105番は、シタール(Sitar)の音色です。
シタールは、北インドで生まれた弦楽器です。
見ためはギターに似ていますが、上下2段に弦が張られていることが特徴です。
上の弦は、演奏弦で6~7弦、張られています。
そして金属製のフレットの下に共鳴弦を11~13本張ります。
共鳴胴は、ヒョウタンやユウガオの実(カンピョウ)などで作られており、金属製のツメで弦を弾きます。
インド音楽の複雑な音階に対応するため、フレットが動かせるようにもなっています。
共鳴弦が、演奏弦の特定の音に共鳴することによって、自然と残響音が生まれたりします。
共鳴弦は、直接、弾かれることはありませんが、シタールの音の響きを豊かにする要因になっています。
インドの楽器とあって、伝統的なインド音楽やインド・ポップスに使用されることがほとんどです。
ただ、世界的に有名なロック・ミュージシャンも自身の楽曲などで活用していたりもします。
ビートルズのジョージ・ハリスンやローリング・ストーンズのブライアン・ジョーンズ、ジミー・ペイジなどのミュージシャンです。
その効果で、世界的にも有名になった楽器です。